2024年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.49』で、久保優太選手はラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手と対戦し、2ラウンド2分30秒でTKO負けを喫しました。
試合序盤からシェイドゥラエフ選手の打撃とグラウンドコントロールが際立ち、久保選手は防戦を強いられる展開となりました。
特にグラウンドでのパウンド攻撃により、久保選手の顔面は出血し、ダメージが蓄積されました。
2ラウンド目には、シェイドゥラエフ選手の強烈な右フックや膝蹴りが久保選手を捉え、最終的にバックポジションからのパウンド連打でレフェリーストップとなりました。
この試合で、シェイドゥラエフ選手は13戦無敗、全試合フィニッシュ勝利という驚異的な記録を更新しました。
一方、久保選手は元K-1王者としての打撃力を持ちながらも、MMAにおけるグラウンド技術や総合力の差が明確に現れた試合となりました。
試合後、久保選手は鼻骨骨折と診断されましたが、脳に異常はなく、無事が確認されました。
また、セコンドに対して「最後までやらせてほしい」と伝えていたことも明らかにし、ファイターとしての強い意志を示しました。
この試合は、シェイドゥラエフ選手の圧倒的な強さと、久保選手の挑戦者としての姿勢が際立った一戦でした。
久保選手にとっては厳しい結果となりましたが、今後の課題と成長の糧となることでしょう。
一方、シェイドゥラエフ選手はフェザー級戦線でのさらなる活躍が期待されます。